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【コロナショック】今週の市況に関する個人的感想(2020.02.28更新)【SARS】

くさひつじ(@kusa_hitsuji_3)です。 

 

すいません、本当は昨日「投資の方針」を更新しようと思っていたのですが、残業だったりコロナウイルスの影響で勤務時間が変更になったりといろいろあったので、急遽コロナウイルスで時間差出勤☆みたいな記事を勢いで書いてしまいました。

  

kusahitsuji.hateblo.jp

 

投資の方針の記事はこちら。

 

kusahitsuji.hateblo.jp

 

 

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そして、投資といったら今週の頭にいきなり暴落きましたね☆

うん、投資の方針なんて書いている場合ではない。

大☆惨☆事

 

ということで、今日(2020.02.28)は、今回の暴落について個人的に思うことを書き綴っていきたいと思います。

 

 

<目次>

 

 

1.今回の暴落の原因(とされていること)

さて、今回の暴落について書く前に、今回の暴落は絵に描いたようにきれいな右肩下がりだったので、記念にスクショも載せときますね☆

 

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2020.02.28(金)後場終了時の株価チャート(出典:Yahoo!ファイナンス様)

これだけ下がったと言っても、まだ昨年の9月初旬の水準ですからね。

なので、暴落と騒ぐにはまだちょっと早いような気もしますが、せっかくなので暴落と呼ぶことにします。

今回の暴落について、巷で言われているのは、だいたい以下のような感じのようです。

  • 今週に入っていきなり下がるっていうことは、市場はコロナウイルスで経済が停滞することを織り込んでいなかった。
  • ここまでの事態になるということは想定していなかった。
  • やはりアメリカが咳をすると日本は肺炎になる的な格言のとおり、アメリカの市場を後追いしている。
  • アメリカでどれだけコロナウイルスが流行しているのかは知らんけど、今週に入って、あるいは、先週の土日に急にコロナウイルスが流行しだして危機感から株の売却が始まった。

株価の暴落の原因なんて後付けの結果論で何とでも言えますが、多くの経済評論家が言うように、大なり小なりコロナウイルスが影響していることは間違いなさそうです。

というか、上の理由も全部コロナウイルス関連じゃん。

 

2.歴史は繰り返す

さて、ぼくは前々から2003年のSARSの歴史を繰り返すと主張しているのですが、その説に従うならアメリカの株式市場の底は3月です。

すいません、日本の株式市場は調べていないので、分かりません。

ちなみに、WHO(世界保健機関)の収束宣言は7月だったと記憶しています。

 

なぜ歴史は繰り返すということに強いこだわりを持っているかと言うと、ドイツ宰相ビスマルクの「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という格言が好きということもありますが、今までに読んだ投資の本の影響が大きいです。

ビスマルクの格言については、直訳すると「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶことを好む。」となるようです。

(出典:Bireki Magazine『”愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”の裏を読む。』:https://magazine.bireki.jp/motivation/2014/09/22/64717/

 

ちなみに、影響を受けた投資の本というのは、以下の2冊です。    

 

 

 

  • [新訳]バブルの歴史 / エドワード・チャンセラー

 

 

 

「投資手法」という意味では他にも「株式投資の未来 / ジェレミー・シーゲル」をはじめとして、多くの本の影響を受けていますが、「歴史」という意味ではこの2冊の影響が大きいです。

2冊のうち、先に読んだ本は、下の「[新訳]バブルの歴史 / エドワード・チャンセラー」なのですが、そもそも、なぜこの本を読もうと思い至ったかと言うと、以下の3つ理由からです。

  • 1つ目は、投資を始めて1年が経った2018年ごろ、リーマンショック以来ずっと右肩上がりで株式市場は成長していて、そろそろ株価が暴落するのではないかと言われていたこと。
  • 2つ目は、これまでにも「日本のバブル崩壊」や「アメリカのリーマンショック」など数々の株式市場の暴落を世界は経験しているけど、どんなことが引き金になって株価の暴落は始まるのだろうということに興味を持ったこと。
  • 3つ目は、これまでにどのようなバブルが発生していて、バブルが崩壊したあとどのくらい株式市場は低迷していたのか、そして、どのようにして立ち直ってきたのかということに興味を持ったこと。

これらが主な原因です。

ちなみに、ぼくは、2018年ごろから「リーマンショックから10年経ったから」という安直な理由でバブルが崩壊すると思い始め、SPXSという「S&P500の指数が下がれば、株価が3倍上がる」という株式市場の暴落を願う「マネーショート」のような株を積み立てています。

んで、やっぱり悪いことは良くないことで、ここまでこの暴落をもってしても赤字を垂れ流しています。

話が逸れましたが、この「[新訳]バブルの歴史 / エドワード・チャンセラー」は、とても面白い本なので、本の内容は、読書記録でいつか書きたいと思います。

ちなみに、簡単に内容に触れておくと、こんな感じでいろいろなバブルの歴史が描かれています。

たとえば、近代におけるバブルの始まりと言われているのは、1630年代にオランダで起きた「チューリップバブル」だと言われています。

オランダと言えば、「風車」と「チューリップ」の情景を思い浮かべる人も多いかと思います。

そんなオランダの国花とも言えるような「チューリップ」でなぜバブルが起きたのか。

ご存知の方も多いかと思いますが、オランダという国はとても海抜高度が低い場所に位置しており、海水面が上昇すると沈没します。

比喩ではなく、本当に沈没します。

それに加えてかなり国土面積も狭いです。

一方で、気候的にはかなり恵まれていて植物を育てるにはとてもいい環境です。

これらの理由から、オランダでは、小さな庭園を造る文化があるようです。

そもそも、チューリップという花はトルコ原産の花で、西欧に持ち込まれた当初は貴族や植物学者の庭にだけ植えられていたそうです。

そんなチューリップの花がコレクターの心をくすぐり、様々な花の模様に価値を見い出され、価値が高まっていきました。

そして、オランダの小さな庭園でも比較的植えやすいこともあって収集家だけでなく、広く一般にも広まっていきました。

さらには、チューリップの価値を決める者も現れ、次第に高値で取引されるようになっていきました。

あとは、いまのバブルの仕組みと同じで、チューリップ自体の価値ではなく、将来、このチューリップがもたらす利益に投資する人が増えていって、チューリップ本来の価値の何百倍以上もの価格が付けられていきました。

そして、だんだんと買い手よりも売り手の方が多くなり、バブルは急速にしぼんでいったというわけです。

余談ですが、オランダでは、このチューリップバブルの崩壊後、しばらくチューリップは嫌われていたそうです。

 

話が逸れましたが、この「[新訳]バブルの歴史 / エドワード・チャンセラー」という本を読んだ後、しばらく経っても株式市場が好調だったので、内容を忘れかけてたころに、「ウォール街のランダムウォーカー / バートン・マルキール」の新版が出たので読んでいると、バブルの歴史にけっこう触れて合って、歴史は繰り返すものという認識を強めました。

 

そして、今回のコロナウイルスに似たような出来事がなかったかということを思い出していくと、2003年のSARSが出てきたわけです。

ぼくはあの修学旅行の行き先を海外から国内に変更させられた忌々しいSARSを忘れることは一生ない。

と個人的な逆恨みは置いといて、そのSARSも東アジアで年明けごろ発生しているので、まさに今回と類似のケースだと言えます。

※ぼくはあまり記憶になかったのですが、SARSの後にMARSというものも流行したようです。

なので、歴史は繰り返すと思っているぼくとしては、SARSのときの値動きを見ながら投資をしています。

当時の株価の動きは以下のとおりです。

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過去の値動きを見ながら投資をしていると言っても、基本的には、インデックス型の投資銘柄の積立をしているので、高配当株を買うときに少し参考にする程度なのですが。
そして、改めてチャートを見ると、今回の方が流行が遅かったこともあり、少し暴落のタイミングも遅かったように思います。

 

前回のSARSによる暴落時は、2000年代のドットコムバブルの崩壊を経験した後での暴落だったので、比較的下げ幅は小さかったですが、今回は株式市場が絶好調の中での暴落なので、SARSのときよりも下落幅も期間も長引く可能性もありますね。

 

といろいろ書いてきましたが、あくまでもこれは個人の感想なので、投資については自己責任でよろしくお願いします。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。